【成田-香港】キャセイパシフィック航空エコノミー搭乗記|機内食|座席指定|オンラインチェックインなど

キャセイパシフィック正直レビューというタイトルの左には空港のチェックインカウンターの表示が写っている。

今年11月に香港に行くのにキャセイパシフィック航空の成田-香港直行便を利用しました。

気になる機内食や座席指定、また当日のチェックインなどについてご紹介し、正直な感想をまとめたので、キャセイを利用して香港に行こうか迷っている方の参考になると嬉しいです🙂

私が購入したキャセイパシフィックの航空券の価格とスケジュール

フルキャリアなのに5万円台後半のチケットも

私が今回購入したチケットのクラスは成田-香港の直行便で往復ともにエコノミーライト、クラスはQ。一番安いクラスで往復で58,220円でした。
キャセイの香港行き直行便は安くても60,000円代前半が多いので、かなり安かったと思います。
普通出発日に近づくほど航空券は値上がりすることが多いですが、今回はたまたま特別運賃になっていたようです。

同じ日程でLCCの香港エクスプレスのチケットを確認したところ4万円台後半だったので、この金額差ならキャセイを使った方がお得だと感じました。

私が選んだ日程とは違いますが、5万円台前半のものも見つかりました。

機体は行きはBoeing 777-300、帰りはAirbus A350-1000でした。

一番安いクラスの荷物規定

私がかったクラスQのチケットで無料でついてきた荷物の機内持ち込みと預け荷物規定は次のとおり。

機内に持ち込める手荷物

  • サイズ 3辺合計で115cm以内 1点
  • 重さ 7kg以内

私は最初、香港は近場だし1週間しか滞在しないので預け荷物なしでもいいかなと思ったのですが、荷物を詰めていると7kgというのが意外とあっという間で、お土産も買って帰りたかったので結局大きなスーツケース(大きなスーツケースしか持っていないんです😅)をメインで使うことにしました。

預ける荷物

  • サイズ 3辺合計で158cm以内 1点
  • 重さ 23kg以内

預け入れの手続きをする手間はかかりましたが、結局かさばるお土産を結構買ったので、結果的にスーツケースを持って行ってよかったです。

行きのフライトは時間帯的に使いづらいのが難点

私が買ったチケットは、行きは日曜日に成田16:45発。同じく日曜日に香港21:10着。
帰りは日曜日の深夜に香港01:25発。同じく日曜日の06:30に成田着と言うスケジュール。

キャセイの成田-香港のスケジュールは2025年の3月29日までは以下のようになっていて、正直なところ使いづらいです。

キャセイ公式HPより

香港での時間を最大限取ろうとすると朝イチの便がベストですが、自宅から成田空港まで離れている場合は空港付近に前泊しないと公共交通機関の始発を使うと空港への到着がギリギリになる、もしくは間に合わない可能性があるので微妙。

残り4パターンのスケジュールはどれも午後遅い時間に現地に着くので、その日できることとしたら夕食に行くくらい。

逆に香港から成田までのスケジュールは早朝発を除き、使いやすいです。香港は市内から空港までのアクセスもよく、香港の主要な観光エリアからは1時間ほどで行けるのも楽でした。

キャセイ公式HPより

スケジュールで言うと羽田-香港が圧倒的に使いやすいですが、成田-香港のチケットと比べると最低2万円ほど高くなるので、予算を抑えたい場合はやはり成田-香港のチョイスになるかなと思います。

キャセイパシフィック航空の座席指定とオンラインチェックインはかなり便利

追加料金を払って座席指定をする必要はなし

私が予約したエコノミーライトは、事前の座席指定(キャセイの座席指定について詳細はこちら)に追加料金がかかるチケットクラスでした。

が、登録無料のキャセイ会員になっておけば出発の48時間前にオンラインチェックイン(オンラインチェックインはこのページから可能です)ができるので、そこで座席を選べば無料で指定ができます。

私は往復の便ともほぼ出発時間の1.5日くらい前にオンラインチェックインをしましたが、座席はたくさん空いていたので好きな席を選べる状態だったので、わざわざ事前に座席指定料金を払う必要はないと思います。

オンラインチェックインが優秀

オンラインチェックインができるのが出発の24時間前からの航空会社も多い中、余裕を持って48時間前からできるのは嬉しいポイント。

48時間前にはメールとアプリ(アプリをダウンロードしている場合)からオンラインチェックイン開始のお知らせが来るのもいいなと思いました。公式サイト・アプリ上で共に操作できて動作にも問題なし。

オンラインチェックインを済ませるとQRコードのついた搭乗券が発行されるので、iPhoneのウォレットアプリに追加することもできます。

当日は紙の搭乗券がなくてもこれで飛行機に乗れます。

オンラインチェックインさえ済ませておけば、預け荷物がある場合でも人がいるカウンターに行く必要はなく、空港にある預け荷物登録専用の機械で荷物用のタグを発行して荷物を預けるだけなのも助かるポイント。

しかも出発の60分前までに完了すればOKということで、かなりギリギリまで受け付けてくれています。

フライトの遅れは頻繁にある

私は今回預け荷物があったのと、国際線に乗る際はいつも出発の3時間前には着くようにしているので、家をいつも通り早めに出ました。

電車に乗ってしばらくした後、キャセイから行きの便の出発が1時間遅れるとのメールでお知らせが。お知らせはメールだけで来ていて、アプリやSMSでの連絡はありませんでした。

このメッセージが私のGmail宛に、フライト出発時間の4時間ほど前に届きました。

萎えましたが、実は想定内でした。というのも、Google Flightでこの便を調べていた時「頻繁に遅れが発生します」というアラートが出ていたから。

実際、去年キャセイを利用した際も日本行きの帰りのフライト1本目が遅れて、2本目の乗り継ぎ便に預け荷物を積み込むのが間に合わなかったようで、自宅に後送してもらったこともありました。

この日他の時間帯の便も遅れていたので、Google Flightで出ていたアラートは間違いないなと確信。旅できる時間が限られていたり便の時間変更を避けたい場合は、キャセイは使わない方が安心です。

当日空港での流れ

預け荷物がある場合

というわけで結局フライトの出発時刻の4時間ほど前に成田空港に到着。大きなスーツケースがあったので、まずは預けて身軽になろうと思い、カウンターに向かいました。

カウンターに到着すると周りにはずらっとチェックイン専用の機械が。

私はオンラインチェックインを済ませていたのでこの機械を使って預け荷物用のタグを発行します。操作はとても簡単で、パスポートをスキャンすると、預け入れが禁止されているものがスーツケースの中に入っていないかなどを聞かれるので出てくる案内に従って「いいえ」、「はい」などを選択していくと、最後に荷物タグが発行されます。

キャセイだけでなく色々な航空会社と共通。言語は日本語もあります。

発行されたタグの端の片面を剥がすとシールになっているのでスーツケースの横のハンドルに通して、輪っか状に留めます。

このタグの端っこは現地についてから荷物を受け取るまで持っておくと安心。
こんな感じでスーツケースの横のハンドルに通せばOK(上ではなく横が推奨だそう)。

機械の操作がわからなくても近くにキャセイの職員の方がいるので安心。困った時は呼ぶとすぐ来てくれます。そしてこの機械を使う時に注意しなければいけないのが、パスポートをスキャンしたときにそのまま置き忘れてしまうこと。

困った時は、こんな感じで職員の方が助けに来てくれます。

以前も忘れられているパスポートを目撃したり、今回も「パスポートを誰かが置き忘れている」と職員の方に伝えているのを見たので、自分も気をつけないとなと改めて思いました。

荷物タグをつけ終わったら、次はいよいよ荷物を預けます。

こんな感じのカプセル?的なものが並んだ場所があるので、ここにも別である機械で操作します。

全て自動化されていて慣れればあっという間に預け入れが完了します。

これも難しいことはなく、機械に出てくる手順に従うだけ。さっきタグをつけた預け荷物をベルトコンベアに乗せて重さを測り、その後この機械の奥に押し出されて預け入れが完了です。

預け荷物がない場合

オンラインチェックインを済ませていれば、すぐに荷物検査・入国審査に進めます。出発時刻の30分前にゲートに着いていればいいので、空港での待ち時間はなるべく短くしたいという方には本当に便利。

機内の様子

私がのった便は往復ともJALなどの複数のエアラインとの共同運行便だったからか、予想していたよりも乗客が多く、シートの80%くらいは埋まっている感じでした。日本人はほぼ見かけず、欧米人または香港など他のアジアの乗客が多かった印象です。

ゲート前の席が足りないほど乗客数は多かったです。

シート

往復で乗った機体は違いましたが、あまり差は感じませんでした。

シートのピッチは広めで、私は身長166cmなのですが足を伸ばせるだけの余裕があります。また、横幅も狭すぎるということはなく、隣に他の方が座っていましたが窮屈に感じることもなし。窓側の席を選んだこともあって全体的にゆったり過ごせました。

窓側はゆとりがあるように感じました。
足元もこの通り。前のシートポケットにペットボトルを入れても膝までにまだ空間があります。

一方モニター周りは短距離便だからかかなりシンプルで、USBを挿すポートくらいしかなくコンセントは挿せません。映画などのエンターテイメントも選択肢は少なかったです。

私は事前にスマホにダウンロードしておいたYouTube動画をずっと見ていたので困りませんでしたが、機内で見る映画を楽しみにしている方にとっては、残念に感じそうです。

このシートで特徴的だったのが、普通の折りたたみのテーブルの1段上にある小さなトレイ。ここにはカップホルダーがあったりスマホを置いておけるように滑り止めがついていたりしたので、エンタメが充実していない分少なくともスマホでの動画が視聴しやすいように配慮した結果かもしれません。

こんな感じのサブトレイのようなものがあります。ZIPAIRのテーブルの作りに似ています。
私はこんな感じで紙コップとイヤフォンを置いていました。

また行きは夕方発の便だったからか、ブランケットは席になく必要があれば声をかけて持ってきてもらう感じでしたが、帰りのフライトは深夜発だったので既に置かれていました。

帰りのブランケットはすでに席に置かれていました。

機内食

事前にネットで調べたところ、キャセイのエコノミーの機内食はほぼ炭水化物というようなレビューを結構目にしたのでどうかなとドキドキしていたのですが、行きは大満足でした。

メインはチキンとフィッシュカレーから選べたので私はカレーを選択。確かにご飯の量がかなり多かったですがカレーはとても美味しかったです。

まずピーナッツが配られてから機内食。
これがフィッシュカレー。ご飯の量が多かったです。

またサイドにはキヌアを使ったサラダの上にローストビーフが乗っていました。サラダ系はマヨネーズで和えたような結構重めのものが出てくる航空会社もあるので、それに比べるとぺろっと食べられます。

こんなヘルシーなサラダ見るの初めて。グリーンピースが入っているので好き嫌いは分かれそうです。

デザートにはフレッシュフルーツとハーゲンダッツのアイスクリーム。フルーツにはドラゴンフルーツも入っていて、日本であまり食べられない分気分が上がります。

フルーツはどれもしっかり甘かったです。
みんな大好きハーゲンダッツ。味はベリー&クリームでした。

逆に帰りはかなりがっかり。

夜便だったので軽食しか提供されなかったというのもありますが、チキンサンドイッチにフルーツ、チョコレートマフィンとショートブレッドクッキーという内容。

しかも日本入国時にお肉を持って入れないので、食べられなくても持ち帰ることができず破棄しなければいけません。
ショートブレッドはイギリスに統治された影響からかな。
チョコレートマフィン。中にはいちじくのようなドライフルーツが入っていました。

機内食で出てくる軽食で美味しいものに出会ったことがない(シンガポール航空を除き)ので、これはキャセイに限ったことではないのですが、キャセイはフルキャリアなのでかなり軽い機内食しか出てこなかったのが残念。

これなら、機内食が出ないLCCでも全然いいなぁと思いました。

クルーの印象

乗っている時間が短いのでキャビンクルーの皆さんと会話をするのは食事の時くらいでしたが、みなさんニコニコされていてとても気分の良いサービスでした。

全体的な印象・まとめ

色々な項目に分けてご紹介しましたが、色々総合して結論から言うと、次回香港に行くならキャセイの子会社のLCCである香港エクスプレスを優先するなと思いました。

香港までなら乗っている時間が短いのでLCCでも耐えられるのではという点、フライトの時間帯によっては機内食がフルで出ないこと以外に、最大のネックは運行スケジュール。キャセイを使う場合羽田発着だとかなり運賃が高くなるので成田発着から選びたいところですが、朝早くに成田発、もしくは香港発が遅くてついた日はほぼ寝るだけというスケジュールなのが使いづらいと感じました。

ちなみに香港エクスプレスの運行スケジュールは現在こんな感じで、羽田発着の便で比べると香港エクスプレスは往復3万円台後半からあるのに対して、キャセイだと8万〜10万円台になってくるので2倍以上違うことを考えると、予算を抑えたい旅や、短期間の旅の場合はLCCの香港エクスプレスを使った方がコスパは良いと思います。

香港エクスプレス公式HPより

みなさんは香港に行くのに、キャセイを使いたいですか?それとも香港エクスプレスですか?コメントで教えてください🙂

コメント

タイトルとURLをコピーしました