前回の記事でハノイのホテル選びについて書いたのですが、今回からはハノイ滞在中の様子について、旅行記として綴っていきたいと思います。ハノイに行くのは初めて(ベトナムに行くのも初)だったので、今回は有名な観光スポットを一通り回ることを目標に計画を立てました。
事前に観光スポットについては調べて準備していたつもりだったのですが、失敗したことや行って初めて知ったことが多かったので、これから初めてベトナムに行く方の参考になると嬉しいです。
ハノイ観光初日
ハノイには前日の夜に到着し、市外のホテルに泊まりました。朝、Grabアプリで呼んだタクシーに乗って30分ほどかけてハノイ市内へ。この日は1番見たいホーチミン廟を朝一で見学し、周辺の人気観光スポットを回るプラン。
この計画は失敗に終わるのですが(後述します)、それでも見どころがたくさんあるハノイでは、午前中だけでも充実した時間が過ごせました。
まずはフォーの名店で朝ごはん
ベトナムグルメの代表といえば、フォー。後々、フォーよりもっと美味しいベトナム料理がたくさんあることを知ったのですが、ついてからの1食目はフォーと決め、事前に有名店を調べていました。
たくさんのブログで紹介されていたフォーのお店が「フォーティン」。Google mapで店名を入れて検索すると、支店や模倣店が出てくるのですが、住所は13 Lo Duc, Hanoiです。
メニューは牛肉のフォーのみの専門店。入り口で70,000ドンを払って案内されるところに座ります。その後5分も経たないうちにあっという間にフォーが運ばれてくるので、時間がない時にもピッタリ。
私は人生でフォーを食べたのが数えるほどしかないので、他と比較ができなかったのですが、見た目に反して優しい味。滋養あるスープといった感じで美味しかったです🙂
ホーチミン廟での失敗
この日、観光で1番楽しみにしていたのがホーチミン廟見学。ベトナム革命を率いたホーチミンの遺体が今も保存されているときいて興味がありました。国のリーダーの遺体が見られるって、なかなかないじゃないですか?!
尊敬される国のリーダーを見るために、外国人だけでなく国内のベトナム人の旅行客も多いと聞いていたので、なるべく朝早くに行こうと思っていました。
フォーを食べた後にGrabを読んでバイクタクシーで向かったのですが、なんだかドライバーが迷っている様子。最初は入り口がわからないのかなと思ったのですが、敷地近くに立っている警備の人に何かを聞いた後、私に「今日は閉まってるらしい。」と言ってきました。
とりあえず廟の入り口近くでバイクを降りたのですが、確かに人がいなくて、閉まっているのは間違いないみたい。これには少しショックでした。この日は金曜日だったのですが、調べてみると毎週金曜日はお休み。そして月曜日もお休み、という情報もあり確実ではないですが、月曜日・金曜日は避けた方が無難そうです。
仕方がないので気を取り直し、近くの他の観光スポットを回ることに。
バーディン広場と周辺
がっかりしつつもまず向かったのは、隣にあるバーディン広場。ホーチミン廟があるのもここです。
ベトナム独立宣言がホーチミンによって読み上げられた場所として有名で、ここに入るにはセキュリティチェックがありますが、荷物を飛行機の荷物検査場にあるような機械に通すだけなので緊張しなくても大丈夫。
かなり広い広場で、迫力があります。
そしてここにはホーチミン廟以外にも3つの主要な見所があるのですが、そのうちの2つに行ってみました。
ホーチミンの家
ここはホーチミンが3年間過ごした家と、彼が人生最後の11年間を過ごした家がある敷地。家といっても敷地は広く、池や大統領府などがあります。前知識はないままに行ったのですが、とても素敵な空間でした。
ホーチミンの2つの家は、シンプルながらセンスが感じられて、とても親近感が湧くスペース。
中でも彼が人生最後の時間を過ごしたという高床式の家は、潔さがもはや美しい。
ホーチミンのプライベートスペースだった2階にも上がることができて、通路から部屋を見学する流れになっています。
ホーチミン廟と同様、ここにも国内の旅行客が多く団体で到着することもあるので、そのタイミングにあたると通路が混雑します。2階をゆっくりみたい方には、団体が到着するよりも前の早朝に行くがベター。
私も団体客が来たタイミングに当たってしまい、最初2階をゆっくり見れませんでした。が、写真と動画を撮りたかったので諦められず、再度列に並んで2回、上に登りました。
一柱寺
ここは子宝祈願に地元の人が訪れるお寺。その名の通り1本の柱で立っているお寺で、その姿が池に咲く蓮のようだと言われています。小さなお寺ですがベトナム人が次から次へと熱心にお祈りしている様子を見て、頼られているんだなと感じる場所。
ホーチミン廟のすぐ横なので、合わせて行ってみてください。
バーディン広場の見どころにはもう1つ、ホーチミン博物館があります。ホーチミンについて色々と学べる場所のようなので、彼の人生やベトナムの国としての生い立ちなどに興味がある方はチェックしてみると楽しそうです。
ハノイ発祥・人気カフェでひと休み
と、ここまで見たらあっという間にお昼近く。そして私が行ったのは11月とはいえ暑いので、次の観光スポットに行く前にカフェで一休みすることに。
旅のYouTube動画でよく見ていたカーキ色が特徴のカフェチェーン店「CONG CA PHE」を見つけたので、入ってみることにしました。
メニューがたくさんあって目移りしましたが、緑のお米が入ったコーヒーというのがあったので、なんだろう?と思って興味津々でオーダー。
しばらくすると、普通の甘いシェイク的な感じのものが出てきました。コーヒーというのは私の勘違いだったようです(上のメニューをよく見ると、ココナッツ グリーン ライスと書いてありました)。
ベトナムコーヒーを飲むのを楽しみにしていたので期待外れでしたが、これはこれでデザートとして美味しかったです。
ハノイが始まった場所・タンロン遺跡
カフェで一息ついたので、次の目的地へ。
このCONG CA PHEの近くにあるのは、ハノイで唯一の世界遺産「タンロン遺跡」です。ハノイに遷都する前にベトナム王朝の都があったところで、発見されたのはまだ最近の2002年。そのため今も発掘が続いているんだそう。そう聞くと、まだまだ世に知られていない場所が世界にあるんだなと思います。
大きなチケットブースでチケットを買ったら、電子ゲートを通って中へ。遠くに見えているのが昔のお城の南側の城壁の入り口だった、南門です。城壁の一部も残っていて、中から見るとその厚さがわかります。
また、門の2階にも上がることができます。上から見ると敷地の広さがよくわかる。
ここには特に見るものはないのですが、ここから今のハノイが始まったんだなとしみじみ。また地元の人の間ではフォトスポットとして人気だそうで、本格的に記念撮影やモデル写真を撮っている人たちもたくさんいました。
私は下調べをせずに行ったのでチケットを買ってすぐ目に入ったここだけを見て帰ったのですが、さらに奥には遺跡から発見された物が展示されている資料館があったり、ベトナム戦争の時に司令塔として使われていた地下エリアがあったりと見所が多いようなので、行かれる際はぜひ立ち寄ってみてください。
観光中の食事について
タンロン遺跡を回った時点で、すでに11時すぎ。朝早くから動いているのでいつもならお腹が空きそうなところですが、観光を続けたい気持ちが勝り、空腹もあまり感じませんでした。そのためランチもスキップ。
観光中の食事については、絶対ここにいきたいと思っている場所がない限り、周囲で済ませるのが1番効率がいいです。
ハノイには意外と有名店があちこちに散らばっていて、そこで食事をしたい場合は観光を一旦中断し、その場所まで移動しなければならない可能性が高いです。特にバーディン広場周辺と、次の記事でご紹介する文廟など近いエリアにある観光スポットは一旦回ってしまうのが楽。
ハノイ市内はGrabで安価なバイクタクシーやタクシーが使えるとはいえ移動には体力も使うので、どうしてもいきたいレストランは事前にリストアップしておき、どの日のプランに入れると一番移動が少なくて済むかを考えておくと良いと思いました。
まとめ
午前中に行ったエリアは全部近くて徒歩で回れるので、疲れない程度のペースで見て回れば、お昼を少し過ぎたくらいの時間までで回れるのではと思います。
効率よく観光ができて便利だなと感じた朝でした。初日の観光はまだまだ続きます。次の記事で紹介していくので、よかったらフォローお願いします🙂
また、ハノイ観光についてなど質問・感想があったら、このページの一番下にコメント欄があるのでお気軽に書き込んでください。
ではまた〜👋
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