人生初のハノイ旅。初日から早速計画通りにいかないスタートでしたが、ハノイは観光名所が近くに固まっていることに助けられました。今回は午後編。ハノイに行ったら外せない観光名所や、おすすめのカフェ&ツアーなどをご紹介します🙂
ハノイ最古の大学で学問祈願
お昼をスキップして向かったのはもう1つの定番観光スポット、文廟。ここはハノイ最古の大学があった跡地で、儒教を始めた孔子が祀られています。学問にゆかりのある場所ということで、ベトナムの受験生が合格祈願に来ることで有名なんだそう。大学があった場所でかつお寺なので、とても雰囲気があります。
入場料を入って左手にあるブースで支払って、中へ。私が行ったときは30,000ドンでしたが、今は70,000ドンに値上がりしているようです。ちなみに2023年12月に主要な観光スポットで入場料が大きく値上がりしたので、気になる方は最新情報を調べておくのがおすすめ。
全体的に赤が印象的な敷地ですが、その雰囲気作りに一役買っているのが足元に敷かれた煉瓦。ハノイ郊外にはバッチャンという焼き物が有名な街があるのですが、そこで焼かれたものです。赤みがかった優しいオレンジが素敵。
敷地は意外と広くて、門をくぐる度に別のスペースが現れます。どんどん進むと、真ん中に大きな池があるスペースが。
そしてその周りには石柱を甲羅に乗せた亀の像がたくさん並んでいます。実はここは官僚の登用試験も行われていた場所でもあり、石柱にはその試験に合格した人たちの名前と出身地が刻まれています。
その歴史的価値から、ユネスコの「世界の記憶遺産」にも登録されているとのことで、この場所の歴史の深さを改めて感じます。
そして最後の門をくぐって辿り着くのが大聖殿です。ここに孔子像が祀られています。全体が真っ赤の、独特な世界観。艶のある美しさ。
そして「あれ、大学って結局どこにあったの?」と思った方は鋭い。私は全然気にしなかったのですが(笑)この大聖殿をみた後に、これで終わりね、と思って順路通りに進むと現れたのが元講堂。
私が行ったときは手前の空間で版画のエキシビションとデモをやっていました。その奥にあるのが、講堂だった場所。さすが広いです。2階もあって敷地内を上から見下ろすこともできます。
私はゆっくりペースで見て回って1時間弱かかったので、もっと時間をかけて回りたい方は最低1時間はみておくといいいと思います。
文化保護に貢献できるお土産探し
今回ハノイに行く前にいくつかガイドブックを読んで、特に参考にしたのがLonely Planetと地球の歩き方arucoで、その2冊に載っているお店を覗いてみようと思っていました。その中の1店舗がCRAFT LINK(クラフト リンク)。文廟から歩いて2分でついちゃいます!
ここでは少数民族や体の不自由な方達が作ったハンドメイドの商品を扱っているということで、買い物することで社会貢献ができるという素敵なお店と知り行ってみました。
1階にはエスニック調の雑貨やアクセサリーなど、2階にはリネンや布を使った雑貨や服などがありました。
ザ・エスニックなデザインもあればモダンなデザインのものまであり、みているだけでワクワク。私は今回モノを買う予定はなく、家族や職場にも食べ物を買う予定だったので個人的に買い物はしませんでしたが、質の良い雑貨類や小物・アクセサリーを探すのにはもってこいの場所だと思います。
大人気カフェでハノイ発祥のユニークなコーヒーを堪能
クラフトリンクを出た時間は午後1:30ごろ。お腹は空いていないですが、そろそろ楽しみにしていたエッグコーヒーを試したいと思い、事前にチェックしておいたカフェに行くことに。たくさんのガイドブックやYouTube動画で紹介されていたのを見て、行きたいと思っていました。
Grabでバイクタクシーを呼んで、ホアンキエム湖の近くに移動します。
ついたのはカフェ・フォー・コー。このカフェの何が面白いかというと、その場所。服屋さんの間にある細い通りを進むと奥に雰囲気のある空間が突然現れます。
1階でオーダーして支払いを済ませ、好きな席に座る方式。ガイドブックにテラスからの眺めが良いと書かれていたのでテラスを目指します。
ここ本当に上ってもいいのかな?と思うような非常用階段みたいな螺旋階段を進み、現れたのが最上階。結構登らなければいけないのにも関わらず、人がすでにたくさんいました。さすが人気カフェなだけあります。
実際のところは、ホアンキエム湖は見えたのですが湖とテラス席の間に別の建物の屋上があって、湖自体は遠くに見える感じです。とはいえ、天気の良い日にはとても気持ちいいのと、ここに辿り着くまでがとても面白い経験になりました。
ここで人生初のエッグ・コーヒーをオーダー。ハノイ発祥のコーヒーの1種で、戦争中にミルクが手に入りづらい時代に、それでもカプチーノを作りたいと思った1人のバリスタが、泡だてた卵の黄身を使ったのが始まりだそう。上に載っているクリームがかなり濃厚で甘いので、下の苦いコーヒーとよくかき混ぜて飲みます。もはやデザートみたいな感覚でハマりました。
観光中は歩き回るので、このように時々カフェで休憩時間を挟むと、1日中元気に動けていいなと思います。
ポイントを押さえて回れる無料ウォーキングツアー
カフェでゆっくりしたのも束の間、予約していたウォーキングツアーの待ち合わせ場所へ向かいます。このツアーはGuruWalkという、世界中の無料ウォーキングツアーの情報を掲載しているサイトで予約しました。
本当に無料?と思うのですが、無料です。ただガイドさんへのお礼としてチップをツアーの最後に支払うシステム。ツアー開始前に送られてくる予約確認メッセージに目安のチップの額についても連絡があります。
ただ、ツアー内容に満足しなかったらそれより低い金額を支払っても問題ありません。その意味で言うと、自分の満足度に合わせた料金を支払えばいいのでフェアな形。
私が予約したのは旧市街を回るもの。サイト内で2,000以上の評価があって評価自体も高かったので信頼して参加しました。
ツアーに参加したのは全部で15人弱。日本人は私1人。旧市街、ドンスアン市場、ビール通りと言われるターヒエン通り、ロンビエン橋などを3時間弱かけて回りました。ツアーのコースは満足だったのですが、私たちのツアーはハズレだったのかガイドさんが1人でずっと喋る人で、しかも何もないところで立ち止まって話すのでツアーの参加者は後半疲れ&飽きてしまっていました。
このツアーの主催は団体だったので、ガイドさんによって当たり外れがあるかもしれません。とはいえ、それだけ回って推奨のチップは200,000ドン〜230,000ドン。日本円にすると1,000~1,200円なので良心的だと思いますし、他の旅行者と交流できるので、参加する価値はあると思います。
実際私もこのツアーで知り合った他のイタリア人とツアーの後にエッグコーヒーが有名なCafe Giang に行っておしゃべりしながらお茶を楽しみました。
夜の散歩
イタリア人と別れた後、すでにあたりは暗かったですがまだ18:00。
そのままホテルに戻るのはもったいない気がしたので、見たかったオペラハウスまで歩いてみることに。ここはパリのオペラ座を模して、フランス軍がベトナムを植民地にしていた時に建てたものです。
オペラハウスがあるあたりは旧市街と違って歩道も広く歩きやすいです。が、問題はオペラハウスがある広場に着いた時。
というのも、オペラハウスが面している6月革命広場には大きく回らないと横断歩道がなく、まっすぐ突っ切って行くのは怖気付いてしまうほどの交通量。結局私は安全をとって大きく回り道することに。オペラハウスはすぐ目の前に見えているのに・・・ハノイは何をするにも最後まで不意打ち続き(笑)
私が行った日は「シュレック」の舞台をやっていて、開演を待つ人々で賑やか。やっと到着した達成感を味わいつつネオンカラーに輝く街がキレイだったので、しばし階段に座って休憩することに。
今日体験したいろいろなことを振り返りながらぼんやりしていると、隣に同じように1人で座っているベトナム人っぽい女性がいるのに気付き、話しかけてみました。すると彼女はハノイにある日本の会社で働いていることがわかり、話が盛り上がりました。彼女もシュレックの開演待ちだったので30分ほどで別れたのですが、最後にFacebookの連絡先を交換。
私の滞在中は彼女の仕事が忙しくて結局再会することはできませんでしたが、今でも繋がっているので今度ハノイに行ったら連絡しようと思っています。ベトナム人はシャイな人が多くてそれが理由で無愛想に見えることもありますが、実際に話しかけてみるとニコニコしておしゃべりが止まらなかったりするので、似ているところがある私は親近感が湧きます。
ホテルに戻って1日目終了
夜7時。まだ遅くはありませんが、治安がどんな感じかまだ掴みきれていなかったので、タクシーに乗ってホテルに戻ることに。Grabを呼ぶと5分ほどですぐに来てくれました。
ハノイ初日とは思えないほどいろいろな場所を回った1日目。気づけば昼も夜も食事をスキップしていましたが、暑い中で歩き回っていたのと、ボリュームたっぷりのエッグコーヒーを飲んだので空腹も感じませんでした。
明日はバスに乗って、念願のハロン湾へ。続きは次の記事に書きます。
この日の様子は動画にもまとめています。気になる方は合わせてみてみてください。
ハノイ観光についてなど質問・感想があったら、このページの一番下にコメント欄があるのでお気軽に書き込んでください。ではまた〜👋
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